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鳥居(王子神社)

内容

【所在地(住所)】
 大分市王子北町110 王子神社
【内容】
 王子神社に建立されている鋳造の鉄製鳥居で、明神鳥居の様式をとるものです。作成年は寛政8年(1796)2月穀日(めでたいの日の意)、府内藩主第6代松平近儔が建立したことが、鳥居の柱前面に陽刻されています。昭和20年(1945)7月16日の大分空襲の際に被災し、笠木、鳥木は新造しましたが、柱と貫は制作当時のものです。王子神社がある王子町は江戸時代には駄ノ原村といい、中世末から鋳物師が広がり栄え、「金星」の町が生まれました。その製品は豊後一円は勿論、東九州全般に及び、遠く関西方面まで送り出していました。この鳥居は、駄ノ原鋳物師の作品として、また、大分の産業工芸史の中の一こまとして忘れてらないもののひとつといえるでしょう。ちなみに、王子神社は「豊府雑志」によれば延久5年(1073)に創祀との伝承をもつ古い神社といいます。
【文化財の指定】 市指定 有形文化財
【交通アクセス】 JR西大分駅より徒歩15分

媒体写真
管理施設/お問い合わせ先 文化財課
大分市荷揚町2番31号
TEL:097-534-6111  FAX:097-532-8102
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