内容
【所在地(住所)】
大分県大分市大字永興
【内容】
標高85mの庄ノ原台地にあり、南北約90m、東西約240m、面積約2haにおよぶ、南下がりの緩やかな斜面に展開しています。弥生時代中期から後期の集落跡、奈良時代の祭祀跡、平安時代の墓壙(ぼこう)などが発見されています。弥生時代の集落には、円形の竪穴式住居3基のほか、食料を保存するための貯蔵穴が多数発見されました。貯蔵穴からは、当時捨てられた土器も見つかっています。またいっぺんが12m四方に溝を巡らす奈良時代の区画が確認され、溝の中から祭祀に使われたと思われる須恵器や土師器の埦・坏・蓋などが出土していることから、この遺構は墓や信仰の場などと考えることが出来ますが、周辺に類例がないためはっきりしたことはわかっていません。なお、平安時代前期(9世紀)の墓は、長さ2mの長方形に彫られた穴に木の柩(ひつぎ)を収めていたもので、供献した4点の土師器の坏の1点から『西』とかかれた墨書が見つかっています。
【文化財の指定】なし
【交通アクセス】
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