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賀来中学校遺跡

内容

【所在地(住所)】
大分県大分市大字賀来
【内容】
 大分川と賀来川の合流地点に近い標高17m程の微高地上の市立賀来中学校地が遺跡となっています。昭和55年と平成3年~5年に校舎の増築、施設の新設等に伴う発掘調査の結果、弥生時代後期(今から約1700年前)の周囲に濠が巡る環濠集落や鎌倉~室町時代の小領主の居館に伴うと考えられる施設などが見つかっています。弥生時代の環濠集落には竪穴住居跡の他、小児用と思われる壷棺墓、板で蓋をしたと思われる木蓋土壙墓などが発見されています。市内の遺跡で集落と墓地が一緒に見つかった弥生集落の例は賀来中学校遺跡が始めてであり、当時のムラの様子を考える上で貴重な遺跡です。鎌倉~室町時代のものとしては、堀立柱建物跡、堀跡などが発見されています。鎌倉後期の弘安8年(1285)に作成された豊後国の土地調査簿である「弘安図田帳」によると、賀来荘に含まれる当地は賀来氏によって支配されていたことが知られ、発掘調査によって発見された中世の館跡はこの賀来氏のものである可能性が考えられています。
【文化財の指定】なし
【交通アクセス】

媒体写真
管理施設/お問い合わせ先 文化財課
大分市荷揚町2番31号
TEL:097-534-6111  FAX:097-532-8102
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